10.14.17:34
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09.10.22:40
まだ瞳は開けないで
さて、部屋の片づけも一通り終わり、普通と思われる日記もちゃんと書いたので執事喫茶の帰宅レポをあげようと思います。
最近母と父に呆れられつつありますが、榎本はその程度では負けません。
腐女子はそんなもんじゃ折れないぜ!!
というわけで、執事さんに興味の無い方、榎本が暴走すると困る方、アンチ執事喫茶の方はブラウザバック。
9月6日は劇場版グレンラガンの公開初日。
榎本が行けるのは伊勢崎か池袋。
実家にいたのでチョイスは当然池袋。
シネマサンシャインしかやっていないので、チケットとるために9時過ぎに池袋に着けるように行きました。
が、どうやらこの日はしょこたんらが舞台挨拶?するみたいで当然のように1回目、2回目はとれませんでした。
そりゃ前売りしてたんだもん、当然ですね。
で、3回目の回をとって、執事喫茶へ。
まだ9時半くらいだったので、行っても誰もいないかと思ったんですが、お嬢様方の朝はお早いようです。
すでに長蛇の列。
今日は帰宅できないかなー…。
そう思ったんですが、でもここで諦めてもまだどのお店も開いていない。
とりあえずドアマンさんに言われるまであきらめずにいることに。
それに、いつもは6:30ごろの電車で帰るのですが、グレンラガンの3回目、思ったより遅くから始まるようで、どう考えても7:30以降の電車じゃないと帰れなさそうだったので、いつもより帰宅可能な時間帯が広かったのです。
持ってきた看護の病院実習の要項を妹と茶化しながら読んで開店を待っていました。
お嬢様方が動き始め、見てみるとドアマンさんが出てきていました。
おや、御屋敷は思ったより早く動き始めているみたいです。
駄目かと思ったんですが、目の前に並んでいたお嬢様が都合にあわなかったようで予約をなさらなかったので無事予約をとることができました。
ドアマンさんは本郷さん…だったような。
私はチキン野郎のため、名前をうかがったことがないので、他のお嬢様方からのお話からの推測なのですが。
声が素敵な方です。
とりあえず渡されたカードに必要事項を記入していると、
「お嬢様方で最後でしょうか?」
と尋ねられました。
話しかけられたことなんてほぼないのでちょっとびっくりしました。
「あー…、さっきまで上に何人かいたんですけど…、いなくなっちゃったみたいですね」
後を振り返りながら答える。
「まだお席はございますのですが…。ではお嬢様、私は少々外の時刻表をなおしてまいります」
「は、はい、いってらっしゃいませ(?)」
なんか、フットマンさんに「行ってらっしゃい」と言うのは不思議な気持ちではあるのですが(笑)
そんなことはまるで気にせず、ふらりと外へ行くドアマンさん。
私は私でさっさとカードを書き上げる。
帰ってきたドアマンさんにカードを渡す。
そこでふと思ったこと。
ここのメンバーズカードの登録って、確か下宿にしてなかったっけ。
「あの、私今下宿してるんでそのうち引っ越すと思うんですけど、住所変わるときにはどうすればいいんですか?」
「お引越しをなさるのですか?」
「たぶん2年後ぐらいに」
「2年後、でございますか」
苦笑するドアマンさん。
だ、だってさ!
気になるじゃん!!
ちょっと先のことだけど!
「そうですね、おそらくまたメンバーズカードへのご記入をしていただく形になると思います。お引越しをなさった時にまた担当の者に言っていただければいいかと思います」
「あ、そうなんですか。ありがとうございます」
で、ようやく御屋敷から出ていく。
(おそらく)本郷さんには常に迷惑かけっぱなしだなぁ…。
ってか、苦笑以外させたことがないというか、何というか。
とうことで、執事までは暇になったので、妹とアニメイトやらとらのあなをめぐって、ちょうど西武で始まった北海道うまいものいつだったかな、に行ってきました。
北海道展では何故か昆布に注目している女子大生二人組(笑)
ほかにもいろいろあるだろうが!
時間になり、ご帰宅の道へ。
階段をくだり、予約を告げて待っているとすぐん準備はできたようで呼ばれました。
左側からの帰宅でした。
最近右側からほとんど帰宅してない気がする…。
まぁ、ピアノ見られるからべつにいいんですけど、いつかはあの大きな鏡に突っ込みそうで常にびくびくしているという…。
待っていたのは知らないフットマンと嘉島執事。
嘉島さん、相変わらずの素敵な笑顔です。
まるで商売人みたいな、うちのじいちゃんみたいです。
そしてフットマンさん。
こちらはまるで高校生のようなかわいらしい顔立ちの成年です。
「おかえりなさいませ、本日担当させていただく嘉島でございます」
「平賀です」
そう言って会釈をする青年。
平賀さんっていうのか。
なんか可愛いなぁ。
今日はクローク行きの荷物はないので手に持つだけ平賀さんに預けてお席へ。
席は6番テーブル。
初のカーテンの中のソファー席でした。
おぉっ!
すわり心地いいな!
ぱたぱたと忙しそうな平賀さん。
メニューを持ってきてもらいました。
「お嬢様方は今月は初めてのご帰宅になりますか?」
「んーと…、2回目です」
「ではご説明はいかがなさいますか?」
「じゃあ本日のメニューと変更点をお願いします」
「かしこまりました」
メニューの変更はアンナマリアのキッシュとヘンリー8世?とか、その辺だったような…。
本日のメニューはケーキがティラミス、ジュレがイチゴとマスカット、シュークリームがハニーのシュークリームだったと思います。
説明をして消えた平賀さん。
カーテンの隙間から覗いてみると、ぱたぱたと忙しそう。
確かそんなにフロアの経験なかったような…(うろ覚えな他のお嬢様のレポと執事日誌)。
あんまり呼ばないようにしよう、うん。
と、思いつつ、メニューのオーダーはアンナマリアなんですが(笑)
お腹すいていたんだもん。
しばらくしてもオーダーを取りに来て貰えないので、ベルならすか…と思っていたら、知らない通りすがりのフットマンが顔を出しました。
ちょっとびっくり。
「御注文でしょうか?」
「は、はぁ。そうです」
「少々お待ち下さい」
消える謎のフットマン。
そしてすぐに飛んできた平賀さん。
行けって言われたのかな…。
申し訳ないような。
私のオーダーはアンナマリア。
スコーンは紅茶、プリザーブはダージリンと季節のコンフィチュール、キッシュは群馬県クイーンポークと竹の子のXOソースシワノ風。
紅茶はゼピュロス。
「あの、ヴェネシアドールってどれくらいお酒強いですか?梅酒紙コップ6杯でちょっと怪しくなる私が食べれますか?」
「そうですね…、16杯くらいいければ大丈夫だと思います」
そりゃいったいどんな酒豪対応メニューだ。
「んー、じゃあヴェネシアドールもお願いします」
「お嬢様は20歳を超えられていますか?」
堂々と酒の話してんだから一応越えていますとも。
「今年二十歳になりましたー」
「では大丈夫ですね」
お酒にそこまで強くないのでちょっと不安ではありましたがとりあえず注文。
お水を飲みながらフロアを観察してました。
すると、以前から気になっていたケイン・コスギにちょっと似ているフットマンを今日も今日とて発見。
今日も頑張ってるなぁ…。
カーテン席はそれほど周りの目を気にしなくてもいい感じだったので、妹とクッションをつんつんして遊んでいました。
ちょっとして平賀さん登場。
カップと紅茶を持ってきてくれました。
カップは特に希望もなかったというか、事前にチェックしてなかったので。
出されたのはロイヤルアルバートの色違いの赤と青。
「お嬢様はどちらのお色がお好きですか?」
「えぇと、じゃあ赤でお願いします」
妹の方を見て、
「お嬢様は青でもよろしゅうございますか」
「もちろんです」
というわけで、私はオールドカンドリーローズモントローズシェイプ。
妹はムーンライトローズモントローズシェイプです。
いろいろカップの説明をしていただいたんですが、忘れましたorz
平賀さん、すいません。
カップはHPに載ってるんですよね、最近知りました(爆)
そしてこれはけっこう可愛いカップです。
可愛いもの思考はそれほどない榎本でもちょっと素敵だなって思いました。
でも色違いを持ってきたのは榎本らが双子だからですよね、面倒だったからじゃないえですよね。
またしばらくしてアンナマリアを持って平賀さん登場。
本当に忙しそうです。
まずはキッシュからいただきました。
群馬県クイーンポークと竹の子のXOソースシワノ風ですが、うまいです。
事前に言われていた通りポークの味はちょっと濃いめで、お肉好きな人はきっと好きです。
ついでに私の嫌いなチーズの味が微塵もしない!!
しかも美味い!!
次回からぜったいこのキッシュにしよう。
チーズ嫌いで、でもキッシュを頑張っているお嬢様、群馬県クイーンポークと竹の子のXOソースシワノ風はお勧めです。
キッシュも切り分けるのがうまくできないのですが、ボックスのソファー席なので気がねなくさっさと食べられました。
それはいいのですが、お皿取り換えどうしよう…。
フロア覗いてみると、ぱたぱたと走り回る平賀さんが見えました。
よ、呼んでもいいのか…?
妹とどうしようと相談していると、知らないフットマンさんが登場。
前髪のセンター分けがどう動いても全然乱れない方です。
名前聞いておけばよかった…orz
「お嬢様方、お皿を劣り返してよろしいでしょうか」
「あ、あぁお願いします」
以前から何度か見かけている方なので助っ人ですかね。
「あ、そうだ。お聞きしたことがあるんですけどいいですか?」
「なんでしょうか」
「T2シャーベットって何の略なんですか?以前聞いたらターミネーター2って言われたんですけど」
「ターミネーター2の略でございますよ?」
マジか。
「ターミネーター2には敵を液体窒素で倒すシーンがございまして、それが名前の由来でございます」
「へぇー…。何かの冗談じゃなかったんですね。私、tempertureのTとあとはなんだろうと思ってました」
そんな会話をしつつ、フットマンは去って行きました。
何でもそつなくこなすなぁ。
そして朝比奈さん、由来疑っててごめんなさい。
次に手をだしたのはスコーンだったんですが、そこでまた別のフットマン登場。
ケインコスギ似のフットマンです。
お水を持ってきてくれたんですが、ケーキの段を見て。
「ティラミスが溶けかかってますね」
「ホントですか!?」
慌てる私と妹。
見かねたケインのフットマン。
苦笑しつつ
「お皿をお取り換えいたしましょうか?」
「お願いします!」
てか、ティラミスって溶けるものだっけ?
先に私のを変えてもらって、妹のを待っていると
「私の手はないものと思って召し上がってください」
だって。
初めて言われたー。
ちょっと感動。
でもせっかくなので絡んでみる。
「私の中学にあなたにそっくりだった同級生がいたんです。だからちょっと前からずっと気になってたんですよ」
「それは大変気になる情報でございますね。もしかしたら…、いえ、そんなはずがございません」
去っていくフットマン。
またしても名前聞き忘れた…orz
そして「もしかしたら…」が気になるんですが。
ティラミスですが、溶けかかってたんじゃなく崩れかかってました。
もともと柔らかいケーキですもんね。
とっても美味しかったです。
シュークリームもこってりしすぎず美味い。
でもあの一口シュークリームとはいえ、本当に一口で食べるのはボックスのお席だからですからっ!
椅子のお席ではやりませんからっ。
さてさて、最後にジュレですがこれまた美味い。
下の方がマスカットの味が濃かったですね。
でも酸っぱすぎず、固さも適度。
パティシエさんはいい仕事をいつもしてくださいます。
いつか会えたら絶賛したいです。
で、次は紅茶の継ぎ足しに来てくれた平賀さんにお皿を取り換えてもらって、こんどこそスコーンのお皿。
季節のコンフィチュール、いったい何だったか忘れてしまいましたが、とても美味しかったですよ。
つぶつぶ見たいな大切りの果物かな?それが酸っぱすぎず、スコーンととても合います。
ダージリンは私のお気に入りなのでいつも通り素敵なお味。
食べているとまたしても知らないフットマンさん登場。
アイスを持ってきてくれました。
「お食事中に失礼いたします。ヴェネシアドールをお持ちしましたが…、解けてしまうので出来ればこちらを優先してお召し上がりください」
シェリーの説明をして、アイスにぶっかける。
…ちょっと多くね?
お酒あんまり強くないんだけど大丈夫かな…。
潰れるまで飲んだことないだけにちょっと不安。
「注文するときに平賀さんに梅酒6杯で怪しい私が大丈夫かって聞いたんですけど、ちょっと不安です」
「それはまた具体的な数字ですね」
そうかも。
先にヴェネシアドールをいただくことに。
というか…、溶けるの早い。
お皿冷やしておけばいいのにといつもおもうのですが…。
ファミレスでもアイスのお皿は比較的冷やしてあります。
執事ではしないんですかね…。
アイスは私の心配をよそにさらっと食べられました。
以前カルーアをアイスにかけて食べたことがありますが、そんな雰囲気。
妹に一口食べさせましたがアウトでしたね。
妹はお酒苦手なので。
きっと母も駄目だろうなぁ。
美味しいのに。
食べ終わって、解けた液体を試しにすくって飲んでみたんですが、これはヤバい!!
ものすごいアルコールが強いです。
当然ですけど。
ただ、アイスは冷たくて感覚鈍くなってるのでいいのですが、溶けたものはぬるくて魔法はききません。
ダイレクトにアルコールです。
お酒強くない人は手を出さない方がいいかと思います。
ぐああああ!!
ってなります。
食べ終わってスコーンに手を出しました。
美味いww
全部食べ終わって、紅茶の継ぎ足しを頼もうか迷っていたら知らないフットマン登場。
「紅茶のお継ぎ足しをしてもよろしいでしょうか?」
「お願いします」
見たことない人です。
「ゴールデンドローーーップ」
と言いながらティーポットを揺らしているのはちょっと面白い。
妹に
「そういえばゴールデンなんとかって前お母さんが言ってたよね」
そう言うと、妹の継ぎ足しをしながらそのフットマンさんが
「ゴールデンドロップですね。最後のとても美味しい一滴でございます。妖精にあげる国もあるそうなのですが、今回はお嬢様方にお召し上がりいただきたいと思いまして」
へぇ。
妖精ね。
何だかイギリスみたいです。
「そうだ、お名前教えていただけますか?」
「申しおくれました、私堤と申します」
堤さん…。
やっぱり知らん。
リサーチ不足か。
後々調べてみると、堤さんは新人の方に近いようで。
むしろ新人の様子。
知ってりゃもっと気を使えたんですけどね…。
まだまだ帰宅歴の浅い新人お嬢ということか。
お茶を飲んでいると、妹と二人であるハプニングに気が付きました。
あと15分で出発時間なのにお会計が来ない。
平賀さん…。
フロアを見てみると相変わらず忙しそうです。
ベルで呼べば持ってきてくれるんでしょうけど、ベルならしてお会計をお願いするのはちょっと情緒にかけるような気がして躊躇していました。
そうこうしているうちにどんどん出発時間に近づいていく。
そして嘉島さんと平賀さんがひょいとカーテンを同時にあけて顔を出していましました。
こりゃまずい。
「大変お名残り惜しゅうございますが、ご出発のお時間でございます」
慌てて2人で
「あの、まだお会計してないんですけど…!」
というと、びっくりした顔をする嘉島さんと、ヤバいという顔をした平賀さん。
慌てて会計を取りに行ってしまいました。
「申し訳ございません。まだまだ粗忽者でございまして」
「いえいえ、今日はとっても忙しそうでしたもんね」
嘉島さんは外で待ってました。
平賀さんが速攻でお会計を持ってきてくれて、お金を挟むとその場で確認。
「私、超特急で戻って参ります」
本当にすぐに戻ってきました。
レシートしまって、席を立つと
「本日は私が慌てていてあまりお世話出来ずもうしわけありませんでした」
「そ、そんなことないですよ!」
そう言いつつ玄関へ。
「本日も大変厳しい陽気となっております。どうか体調など崩しませんようご自愛ください。いってらっしゃいませ」
「いってらっしゃいませ」
相変わらず行ってきますと言えずに会釈をして玄関を出ました。
「行ってきます」と言えるようになるのはいつの日になるのやら。
最近母と父に呆れられつつありますが、榎本はその程度では負けません。
腐女子はそんなもんじゃ折れないぜ!!
というわけで、執事さんに興味の無い方、榎本が暴走すると困る方、アンチ執事喫茶の方はブラウザバック。
9月6日は劇場版グレンラガンの公開初日。
榎本が行けるのは伊勢崎か池袋。
実家にいたのでチョイスは当然池袋。
シネマサンシャインしかやっていないので、チケットとるために9時過ぎに池袋に着けるように行きました。
が、どうやらこの日はしょこたんらが舞台挨拶?するみたいで当然のように1回目、2回目はとれませんでした。
そりゃ前売りしてたんだもん、当然ですね。
で、3回目の回をとって、執事喫茶へ。
まだ9時半くらいだったので、行っても誰もいないかと思ったんですが、お嬢様方の朝はお早いようです。
すでに長蛇の列。
今日は帰宅できないかなー…。
そう思ったんですが、でもここで諦めてもまだどのお店も開いていない。
とりあえずドアマンさんに言われるまであきらめずにいることに。
それに、いつもは6:30ごろの電車で帰るのですが、グレンラガンの3回目、思ったより遅くから始まるようで、どう考えても7:30以降の電車じゃないと帰れなさそうだったので、いつもより帰宅可能な時間帯が広かったのです。
持ってきた看護の病院実習の要項を妹と茶化しながら読んで開店を待っていました。
お嬢様方が動き始め、見てみるとドアマンさんが出てきていました。
おや、御屋敷は思ったより早く動き始めているみたいです。
駄目かと思ったんですが、目の前に並んでいたお嬢様が都合にあわなかったようで予約をなさらなかったので無事予約をとることができました。
ドアマンさんは本郷さん…だったような。
私はチキン野郎のため、名前をうかがったことがないので、他のお嬢様方からのお話からの推測なのですが。
声が素敵な方です。
とりあえず渡されたカードに必要事項を記入していると、
「お嬢様方で最後でしょうか?」
と尋ねられました。
話しかけられたことなんてほぼないのでちょっとびっくりしました。
「あー…、さっきまで上に何人かいたんですけど…、いなくなっちゃったみたいですね」
後を振り返りながら答える。
「まだお席はございますのですが…。ではお嬢様、私は少々外の時刻表をなおしてまいります」
「は、はい、いってらっしゃいませ(?)」
なんか、フットマンさんに「行ってらっしゃい」と言うのは不思議な気持ちではあるのですが(笑)
そんなことはまるで気にせず、ふらりと外へ行くドアマンさん。
私は私でさっさとカードを書き上げる。
帰ってきたドアマンさんにカードを渡す。
そこでふと思ったこと。
ここのメンバーズカードの登録って、確か下宿にしてなかったっけ。
「あの、私今下宿してるんでそのうち引っ越すと思うんですけど、住所変わるときにはどうすればいいんですか?」
「お引越しをなさるのですか?」
「たぶん2年後ぐらいに」
「2年後、でございますか」
苦笑するドアマンさん。
だ、だってさ!
気になるじゃん!!
ちょっと先のことだけど!
「そうですね、おそらくまたメンバーズカードへのご記入をしていただく形になると思います。お引越しをなさった時にまた担当の者に言っていただければいいかと思います」
「あ、そうなんですか。ありがとうございます」
で、ようやく御屋敷から出ていく。
(おそらく)本郷さんには常に迷惑かけっぱなしだなぁ…。
ってか、苦笑以外させたことがないというか、何というか。
とうことで、執事までは暇になったので、妹とアニメイトやらとらのあなをめぐって、ちょうど西武で始まった北海道うまいものいつだったかな、に行ってきました。
北海道展では何故か昆布に注目している女子大生二人組(笑)
ほかにもいろいろあるだろうが!
時間になり、ご帰宅の道へ。
階段をくだり、予約を告げて待っているとすぐん準備はできたようで呼ばれました。
左側からの帰宅でした。
最近右側からほとんど帰宅してない気がする…。
まぁ、ピアノ見られるからべつにいいんですけど、いつかはあの大きな鏡に突っ込みそうで常にびくびくしているという…。
待っていたのは知らないフットマンと嘉島執事。
嘉島さん、相変わらずの素敵な笑顔です。
まるで商売人みたいな、うちのじいちゃんみたいです。
そしてフットマンさん。
こちらはまるで高校生のようなかわいらしい顔立ちの成年です。
「おかえりなさいませ、本日担当させていただく嘉島でございます」
「平賀です」
そう言って会釈をする青年。
平賀さんっていうのか。
なんか可愛いなぁ。
今日はクローク行きの荷物はないので手に持つだけ平賀さんに預けてお席へ。
席は6番テーブル。
初のカーテンの中のソファー席でした。
おぉっ!
すわり心地いいな!
ぱたぱたと忙しそうな平賀さん。
メニューを持ってきてもらいました。
「お嬢様方は今月は初めてのご帰宅になりますか?」
「んーと…、2回目です」
「ではご説明はいかがなさいますか?」
「じゃあ本日のメニューと変更点をお願いします」
「かしこまりました」
メニューの変更はアンナマリアのキッシュとヘンリー8世?とか、その辺だったような…。
本日のメニューはケーキがティラミス、ジュレがイチゴとマスカット、シュークリームがハニーのシュークリームだったと思います。
説明をして消えた平賀さん。
カーテンの隙間から覗いてみると、ぱたぱたと忙しそう。
確かそんなにフロアの経験なかったような…(うろ覚えな他のお嬢様のレポと執事日誌)。
あんまり呼ばないようにしよう、うん。
と、思いつつ、メニューのオーダーはアンナマリアなんですが(笑)
お腹すいていたんだもん。
しばらくしてもオーダーを取りに来て貰えないので、ベルならすか…と思っていたら、知らない通りすがりのフットマンが顔を出しました。
ちょっとびっくり。
「御注文でしょうか?」
「は、はぁ。そうです」
「少々お待ち下さい」
消える謎のフットマン。
そしてすぐに飛んできた平賀さん。
行けって言われたのかな…。
申し訳ないような。
私のオーダーはアンナマリア。
スコーンは紅茶、プリザーブはダージリンと季節のコンフィチュール、キッシュは群馬県クイーンポークと竹の子のXOソースシワノ風。
紅茶はゼピュロス。
「あの、ヴェネシアドールってどれくらいお酒強いですか?梅酒紙コップ6杯でちょっと怪しくなる私が食べれますか?」
「そうですね…、16杯くらいいければ大丈夫だと思います」
そりゃいったいどんな酒豪対応メニューだ。
「んー、じゃあヴェネシアドールもお願いします」
「お嬢様は20歳を超えられていますか?」
堂々と酒の話してんだから一応越えていますとも。
「今年二十歳になりましたー」
「では大丈夫ですね」
お酒にそこまで強くないのでちょっと不安ではありましたがとりあえず注文。
お水を飲みながらフロアを観察してました。
すると、以前から気になっていたケイン・コスギにちょっと似ているフットマンを今日も今日とて発見。
今日も頑張ってるなぁ…。
カーテン席はそれほど周りの目を気にしなくてもいい感じだったので、妹とクッションをつんつんして遊んでいました。
ちょっとして平賀さん登場。
カップと紅茶を持ってきてくれました。
カップは特に希望もなかったというか、事前にチェックしてなかったので。
出されたのはロイヤルアルバートの色違いの赤と青。
「お嬢様はどちらのお色がお好きですか?」
「えぇと、じゃあ赤でお願いします」
妹の方を見て、
「お嬢様は青でもよろしゅうございますか」
「もちろんです」
というわけで、私はオールドカンドリーローズモントローズシェイプ。
妹はムーンライトローズモントローズシェイプです。
いろいろカップの説明をしていただいたんですが、忘れましたorz
平賀さん、すいません。
カップはHPに載ってるんですよね、最近知りました(爆)
そしてこれはけっこう可愛いカップです。
可愛いもの思考はそれほどない榎本でもちょっと素敵だなって思いました。
でも色違いを持ってきたのは榎本らが双子だからですよね、面倒だったからじゃないえですよね。
またしばらくしてアンナマリアを持って平賀さん登場。
本当に忙しそうです。
まずはキッシュからいただきました。
群馬県クイーンポークと竹の子のXOソースシワノ風ですが、うまいです。
事前に言われていた通りポークの味はちょっと濃いめで、お肉好きな人はきっと好きです。
ついでに私の嫌いなチーズの味が微塵もしない!!
しかも美味い!!
次回からぜったいこのキッシュにしよう。
チーズ嫌いで、でもキッシュを頑張っているお嬢様、群馬県クイーンポークと竹の子のXOソースシワノ風はお勧めです。
キッシュも切り分けるのがうまくできないのですが、ボックスのソファー席なので気がねなくさっさと食べられました。
それはいいのですが、お皿取り換えどうしよう…。
フロア覗いてみると、ぱたぱたと走り回る平賀さんが見えました。
よ、呼んでもいいのか…?
妹とどうしようと相談していると、知らないフットマンさんが登場。
前髪のセンター分けがどう動いても全然乱れない方です。
名前聞いておけばよかった…orz
「お嬢様方、お皿を劣り返してよろしいでしょうか」
「あ、あぁお願いします」
以前から何度か見かけている方なので助っ人ですかね。
「あ、そうだ。お聞きしたことがあるんですけどいいですか?」
「なんでしょうか」
「T2シャーベットって何の略なんですか?以前聞いたらターミネーター2って言われたんですけど」
「ターミネーター2の略でございますよ?」
マジか。
「ターミネーター2には敵を液体窒素で倒すシーンがございまして、それが名前の由来でございます」
「へぇー…。何かの冗談じゃなかったんですね。私、tempertureのTとあとはなんだろうと思ってました」
そんな会話をしつつ、フットマンは去って行きました。
何でもそつなくこなすなぁ。
そして朝比奈さん、由来疑っててごめんなさい。
次に手をだしたのはスコーンだったんですが、そこでまた別のフットマン登場。
ケインコスギ似のフットマンです。
お水を持ってきてくれたんですが、ケーキの段を見て。
「ティラミスが溶けかかってますね」
「ホントですか!?」
慌てる私と妹。
見かねたケインのフットマン。
苦笑しつつ
「お皿をお取り換えいたしましょうか?」
「お願いします!」
てか、ティラミスって溶けるものだっけ?
先に私のを変えてもらって、妹のを待っていると
「私の手はないものと思って召し上がってください」
だって。
初めて言われたー。
ちょっと感動。
でもせっかくなので絡んでみる。
「私の中学にあなたにそっくりだった同級生がいたんです。だからちょっと前からずっと気になってたんですよ」
「それは大変気になる情報でございますね。もしかしたら…、いえ、そんなはずがございません」
去っていくフットマン。
またしても名前聞き忘れた…orz
そして「もしかしたら…」が気になるんですが。
ティラミスですが、溶けかかってたんじゃなく崩れかかってました。
もともと柔らかいケーキですもんね。
とっても美味しかったです。
シュークリームもこってりしすぎず美味い。
でもあの一口シュークリームとはいえ、本当に一口で食べるのはボックスのお席だからですからっ!
椅子のお席ではやりませんからっ。
さてさて、最後にジュレですがこれまた美味い。
下の方がマスカットの味が濃かったですね。
でも酸っぱすぎず、固さも適度。
パティシエさんはいい仕事をいつもしてくださいます。
いつか会えたら絶賛したいです。
で、次は紅茶の継ぎ足しに来てくれた平賀さんにお皿を取り換えてもらって、こんどこそスコーンのお皿。
季節のコンフィチュール、いったい何だったか忘れてしまいましたが、とても美味しかったですよ。
つぶつぶ見たいな大切りの果物かな?それが酸っぱすぎず、スコーンととても合います。
ダージリンは私のお気に入りなのでいつも通り素敵なお味。
食べているとまたしても知らないフットマンさん登場。
アイスを持ってきてくれました。
「お食事中に失礼いたします。ヴェネシアドールをお持ちしましたが…、解けてしまうので出来ればこちらを優先してお召し上がりください」
シェリーの説明をして、アイスにぶっかける。
…ちょっと多くね?
お酒あんまり強くないんだけど大丈夫かな…。
潰れるまで飲んだことないだけにちょっと不安。
「注文するときに平賀さんに梅酒6杯で怪しい私が大丈夫かって聞いたんですけど、ちょっと不安です」
「それはまた具体的な数字ですね」
そうかも。
先にヴェネシアドールをいただくことに。
というか…、溶けるの早い。
お皿冷やしておけばいいのにといつもおもうのですが…。
ファミレスでもアイスのお皿は比較的冷やしてあります。
執事ではしないんですかね…。
アイスは私の心配をよそにさらっと食べられました。
以前カルーアをアイスにかけて食べたことがありますが、そんな雰囲気。
妹に一口食べさせましたがアウトでしたね。
妹はお酒苦手なので。
きっと母も駄目だろうなぁ。
美味しいのに。
食べ終わって、解けた液体を試しにすくって飲んでみたんですが、これはヤバい!!
ものすごいアルコールが強いです。
当然ですけど。
ただ、アイスは冷たくて感覚鈍くなってるのでいいのですが、溶けたものはぬるくて魔法はききません。
ダイレクトにアルコールです。
お酒強くない人は手を出さない方がいいかと思います。
ぐああああ!!
ってなります。
食べ終わってスコーンに手を出しました。
美味いww
全部食べ終わって、紅茶の継ぎ足しを頼もうか迷っていたら知らないフットマン登場。
「紅茶のお継ぎ足しをしてもよろしいでしょうか?」
「お願いします」
見たことない人です。
「ゴールデンドローーーップ」
と言いながらティーポットを揺らしているのはちょっと面白い。
妹に
「そういえばゴールデンなんとかって前お母さんが言ってたよね」
そう言うと、妹の継ぎ足しをしながらそのフットマンさんが
「ゴールデンドロップですね。最後のとても美味しい一滴でございます。妖精にあげる国もあるそうなのですが、今回はお嬢様方にお召し上がりいただきたいと思いまして」
へぇ。
妖精ね。
何だかイギリスみたいです。
「そうだ、お名前教えていただけますか?」
「申しおくれました、私堤と申します」
堤さん…。
やっぱり知らん。
リサーチ不足か。
後々調べてみると、堤さんは新人の方に近いようで。
むしろ新人の様子。
知ってりゃもっと気を使えたんですけどね…。
まだまだ帰宅歴の浅い新人お嬢ということか。
お茶を飲んでいると、妹と二人であるハプニングに気が付きました。
あと15分で出発時間なのにお会計が来ない。
平賀さん…。
フロアを見てみると相変わらず忙しそうです。
ベルで呼べば持ってきてくれるんでしょうけど、ベルならしてお会計をお願いするのはちょっと情緒にかけるような気がして躊躇していました。
そうこうしているうちにどんどん出発時間に近づいていく。
そして嘉島さんと平賀さんがひょいとカーテンを同時にあけて顔を出していましました。
こりゃまずい。
「大変お名残り惜しゅうございますが、ご出発のお時間でございます」
慌てて2人で
「あの、まだお会計してないんですけど…!」
というと、びっくりした顔をする嘉島さんと、ヤバいという顔をした平賀さん。
慌てて会計を取りに行ってしまいました。
「申し訳ございません。まだまだ粗忽者でございまして」
「いえいえ、今日はとっても忙しそうでしたもんね」
嘉島さんは外で待ってました。
平賀さんが速攻でお会計を持ってきてくれて、お金を挟むとその場で確認。
「私、超特急で戻って参ります」
本当にすぐに戻ってきました。
レシートしまって、席を立つと
「本日は私が慌てていてあまりお世話出来ずもうしわけありませんでした」
「そ、そんなことないですよ!」
そう言いつつ玄関へ。
「本日も大変厳しい陽気となっております。どうか体調など崩しませんようご自愛ください。いってらっしゃいませ」
「いってらっしゃいませ」
相変わらず行ってきますと言えずに会釈をして玄関を出ました。
「行ってきます」と言えるようになるのはいつの日になるのやら。
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