08.01.01:45
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04.21.16:51
さぁ、踊ろうよ
ただいま帰ってきました。
今日は天気予報を見ずに出かけたので、雨が降るなど全く…思わないことはなかったですけど。
朝から完全なる曇天でしたからね。
今さっき近くのサティから帰ってきたんですが、お店出た瞬間に本降りだったのでどうしようかと思いました。
自転車を置いて行くわけにもいかないので、雨の中を気合いでチャリこぎましたけどね!!
えぇ、もちろんずぶぬれで帰ってきましたとも。
さっさと着替えましたよー…。
本日は貴重な午後空きです!!
授業とらなかったからないんですよ~。
家でごろごろしていたら友人から電話がかかってきました。
いつもは授業に行ったまんま携帯マナーモードにしてあるので、まず電話に気づいたのは奇跡でした。
電話は友人からで、彼氏とトラぶったんだとか。
かなーり沈んだ声でかけてきたからどうしようかと思ったんですが、とりあえず話を聞くことに専念。
榎本ができる範囲で意見を言って、電話を切りました。
で、その問題の彼氏がこれから来るって言ってるってまたしても連絡が入り、慌てて幼馴染(男)と友人(男)に電話。
男からの意見を求めました。
友人には電話はつながらなかったのですが(たぶん授業だったんだろうねー)、幼馴染は一度は繋がらなかったんですが、すぐにかけなおしてくれました。
アドバイスらしいことはくれましたが、正直ほぼ当てにならないという…。
まぁ、そうだよね。
あいつは恋愛には淡泊というか、興味ないもんね…。
分かってて電話してる榎本もどうかと思いますけど。
でも、幼馴染の隣には友人がいたらしく、その幼馴染の友人もアドバイスらしいものはくれたので、すぐにテンション下がってる友人に電話掛けました。
今ごろ彼氏と対面してるんだろうなぁ…。
たぶんうまくいくと思うんだけど、いっていなかったらどうしよう…!
明日学校に行くのがちょっと怖い…。
ま、ということで、榎本の周りの男子を少々巻き込んでしまいましたが…。
巻き込んだ以上、結果が分かり次第報告します。
これは巻き込んだ榎本の責任で義務ですからね。
さて、先日榎本は誕生日を迎えました。
同級生からプレゼント貰ったりメール貰ったり。
ありがとうございます~。
とくに友人MからはTシャツとバルーンスカートなんというものをいただいてしまいました。
しかもこのスカート、めっちゃ短い。
私服でスカート持っていない歴15年んの榎本には若干レベル高い気がしますが、着てみたらMちゃんが異常に喜んでました。
でも、そろそろお屋敷陽にスカート本気で買おうと思っていたのでよかったです。
Tシャツだって、ドクロとバラがきれいな、素敵なものでした!
半そでだから、もう少ししたら着れるかな。
あ、今でも上着重ねれば着れますけどね。
今度のサークルの会合に着ていこうかなぁ。
04.14.19:02
似てるよ、その青はまさに君だ
昨日、教養キャンパスの写真部で部会がありまして、行ってきました。
今度から勧誘期間中、見学に来てくれた1年生の晩御飯を食べに行っておごると言う使命が上級生にはあるからです。
榎本が言った時点で来ていた1年生は4人でした。
男の子2人、女の子2人。
普段はあんまり集まらないのに部員もたくさん集まってしまって、狭い部室がさらに狭くなる。
あ、先日榎本が買ってきた飲み物とお菓子はちゃんと利用されていてホッとしました。
1年生とは他の人が話していたので榎本はノータッチ。
正直ほっとしましたけどね(笑)
だって、学部も違う初対面の人と何話せばいいんですか。
写真ったって、榎本はたいしてカメラも詳しくないし、好き勝手に撮りまくっているだけだから教えようもないし。
で、4年のI先輩とずっとお話してました。
I先輩と二人でソファーに座っていたからっていう、それだけの理由なんですけどね。
あぁ、ソファーはなぜか部長とYO先輩が実費で買ったらしいです。
すごく柔らかくて座り心地よかったです。
榎本はまだ入部して半年で、I先輩とこんなに話したの初めてです。
飼っている猫と犬の写真、いとこの子供さんの写真をたくさん見せてもらいました。
可愛いですね、やっぱり。
それから、I先輩が作った料理の写真。
A先輩の話によると、I先輩は料理がめちゃめちゃ上手いらしいです。
I先輩とのんびりカメラの雑誌を見ていたら。ビー玉を覗いた写真が載ってました。
面白い発想ですね。
I先輩は「こんなの思いつかないよ」って言ってましたが、そうでもないと思うのです。
誰しも1度はビー玉って覗いたことあると思うんです。
ウキウキしながら、どんな景色が見えるんだろうって。
そう言う気持ちを忘れちゃってるんですね、きっと。
寂しいもんです。
せっかくだから忘れたくないんですけどね。
ビー玉を覗いた、昔の気持ちでカメラのレンズを覗けたら、きっと面白い写真が撮れると思うんです。
榎本は撮っている写真が基本的に接写が多いから、そういう写真が撮れたらいいなって思います。
今日は生憎の雨。
本当は2kmほど離れた市立図書館に本を返しに行きたかったんですが、叶いませんでした。
雨が上がったら、明日行きます。
雨の降る直前の、曇天は雲が厚くて地上は薄暗いです。
カラー写真も白黒写真も榎本の力量ではいいものが取れません。
全てがくすみます。
でも、雨が降っているとき。
早くから灯るたくさんの光。
人々はそれぞれ傘を持って歩き、車がそれを照らすから、町には色があふれます。
それはそれで綺麗だなって思うんです。
どうにかして綺麗に撮れないものかと思っているんですが、なかなかいい方法が思いつかないんですよね。
うーん、修行不足。
精進せねば。
で、昨日の部会の続きの話なんですが。
結局一緒に晩御飯を食べに言ったのは男子2人。
パスタ屋さんに行きました。
大学生に人気のボリュームがあるので、他の部活の人も来てました。
11人で行って、4人席3つを占領。
榎本はA先輩、2年生副部長のNくん、今日見学に来てくれたHくんと4人ですわりました。
ちょうど1~4年生まで揃いましたー。
パスタもおいしかったし、N君がテンションあげるためか軽く壊れてたし、1年生まじめで可愛いし、面白かったです。
ただ、お会計、A先輩がほとんど払っちゃったんですよね…。
「榎本とNは500円ずつでいいよ」って。
そう言う風に部活で育てられたから、後輩におんなじことしてあげなって。
申し訳ないです、3年にもなって、完全におごられた気分…。
来年はちゃんとそう言うことしますね。
写真部と言えば。
今週の土曜日、医学部キャンパスの部活動紹介があるらしいです。
写真部どうするのかなぁと思っていたら、同級生で同じ写真部、榎本の地元の高校出身のHちゃんが話しかけてきました。
「土曜日の部活動紹介、いきなりY(部長)からやれっておしつけられちゃったんだけど」
あぁ、一応出る気ではいたんだ。
で、何故榎本にそのことを言う?
「写真詳しいから将来部長するのは亮ちゃんしかいないじゃん?」
いやいや、何言ってんのよ。
部長なんかやる気ないし。
それに写真全然詳しくないし。
全く趣味写真ばっかりで、好きな写真家なんかいなくて、自分でカメラ雑誌立ち読みする向上心もあんまりなくて(たまには読むけど)、もっぱらネットでアップされている素材写真が大好きな、なんちゃってデジタル一眼レフ、レフ板も三脚も持っていない(そのうち買うけど)榎本ですよ?
「いやいや、榎本はYがいる限り部活行く気ないから。それに写真はそんなに詳しくないよ。教養の方の写真部でだって、大貧民してるもん」
「えぇ?!そうなの?!」
「うん。たまには写真見せあったり、カメラの話したり、雑誌広げてみたりするけど。あぁ、最近は部内でもトイカメラのブーム来てるからトイカメラの話はするかな。でもそれくらい。っていうか、紹介するほど何かしてないじゃん、医学部の写真部」
「それがさ、部活紹介誌見たら部活してたことになってるんだよ」
…Y、最低。
っていうか、部長ならあんたがやれよ。
教養のNはテンパリながら頑張ってたぞ!
最後はYO先輩に全部持っていかれてたけど。
結局どうするのかうやむやのまま彼女は去りました。
どうするんだろう。
明日別の写真部の子に話して、またHちゃんに声掛けてみようかな。
だって、協力するとしても部活動紹介誌見てないから何言うのかもわからんし。
先日ニコ動に行っていくつか楽譜を落としてきました。
かえるのうたとYOUをとりあえず当面練習してみようかなと。
目標は卒業までに完成!!(目標低い)
さて、看護3年は授業数は減りましたが提出物は3割増しになってしまいました。
しかもそのほとんどが自分1人が頑張ればいいと言うものではなく、グループ単位という煩わしさ。
面倒くさいにも程がある。
とりあえず、個人レポートと分担したものくらいはやりますかね。
最近は立て続けに提出物あって時間なかなかとれないので、今日で少しでもやっておかないと大変な目に逢うと思うのです。
土日両方に予定が入っていると思うとね・・・。
妹は今日9時まで帰ってこないから、これから布団をあげて(かなり今さら)、レポートをBGMガンガンかけて自分をごまかしながらやりたいと思います。
あー…、ネット小説に走らなければいいのだけれど。
04.11.21:55
とっておきの話をしてあげる
榎本も写真部に参加しようと思って行きました。
が、集合午前10時部室だったのに、思いっきり遅刻。
一応ちゃんと送れますってメールは部長に出しましたけどね。
朝のんびりしすぎだー…。
着替えてニーソをはこうと思ったら穴があいていて、そこから面白いように裂けてしまいもはや修正不能。
いそいで近くのコンビニに黒いストッキングを買いに行きました。
普段ストッキングなんて履かないからなぁ…。
その後は慌てて化粧して、さあ行こうと思ったら、着ていたシャツから下着が透けることが判明。
我が家には口が大きく開いているこのTシャツからはみ出さないキャミがないので、大学に行きがけにあるユニクロで買おうと思っていました。
そうしたら、現在改装工事中。
なんてこった!!
仕方がないので隣にあるハードオフに駆け込み、100円のキャミを購入。
ただ、サイズが普段より小さいものしかなかったのが心配でしたが、ピッタリでした!
で、1時間ほど遅刻して部室に行ったら、部室にはなんと部長一人。
なんてこったww
どうやら話を聞くと、他の部員はかけもちの部活の方に行ってしまったんだとか。
だらだら過ごしていると少しずつひとが集まりました。
ですが、ここでも問題が。
先日、数回にわたり部活動紹介の舞台の話し合いを行っていたはずでした。
榎本は用事があってことごとく行けなかったのですが・・・。
ですが、話を聞くとどうやらその集まりでやったのはせいぜい話す内容決めて、部室と暗室片付けたくらい。
おいwww
ほぼアドリブ状態で舞台発表。
このぐっだぐだ具合が写真部っぽい…。
まぁいいのですけれど。
部活動紹介の後には去年1年生はこなかったんだよーみたいなこと聞いていたので余裕かましてみんなで学食でだらだらしていたら、1年生2人組が来ました。
これには部員全員ビビる(情けない)
学食を追い出されてしまったので(時間的な問題で)、部室で接待。
その後勧誘に言った人が5人も連れてきたので部室がせまいのなんの…。
途中で紙コップも飲み物もなくなったので榎本が買い出しに行ってきました。
榎本のチャリは籠がついていないので手首がちぎれるかと思った…。
1.5Lのペットボトル3本を手首にかけて運ぶもんじゃないですね。
1年生がほかの部活を見に去ってからは平和そのもの。
いつものようにぐだぐだ。
暇すぎて皆で大富豪しました。
その時4年生の先輩が来て、ぐだぐだ具合にびっくりしてました。
次の部会は月曜日。
今度からは1年生を連れて夜のご飯に行かなければならないので、部員の人数が必要になってくるんですよね。
行くかなぁ…。
オタクサークルですが、今年舞台発表はありませんでした。
つまんないの。
金曜日に部会があるらしいです。
初回くらいいこうかな。
しかし、父から電話で聞いたんですが、来週の日曜日で阿修羅展のいくつかの仏像が帰ってしまうんだそうな。
まだ見てないのに困る!!
と言うわけで、急きょ来週の日曜日に東京に行くことになりました。
混んでいそうですが・・・;;;
ま、仕方ないですね。
明日ですが、レッドクリフ見に行こうと言うことになりました。
明日、テレビでパート1があるのでそれを見てから行こうと思っていたんですが、煩わしくなってきたので(気の短い…)。
母から映画のタダ券もらったので丁度いいです。
ただ、月曜日提出しなければならないものが2つほどあるので、あんまりのんびり遊んではいられないのが悲しところ。
それなりに行動すればなんとかなりますかね・・・。
なんとかせざるを得ないんですが。
よし、がんばろう!!
04.08.22:31
16回目の帰宅
1か月ぶりくらいですかね。
回は15:30~、妹と2人です。
それまで何をしていたのかは前の日記参照ってことで。
例によって例の如く、榎本のお屋敷レポは正直書きたい放題です。
それで不快な思いをされる方、アンチお屋敷の方はブラウザバック。
それではいきますよ?
帰宅時間までをキングスキングでつぶし、1冊購入を迷った本と巡り合ったんですが、一度お屋敷で頭を冷やそうと思って保留。
お屋敷で「あれを買うべきか、買わぬべきか…。それが問題だ」なんて考えられるほど榎本は冷静でいられるのかは甚だ疑問ではありますが。
時間3分前に階段を覗くと数名のお嬢様が。
階段を下りてお嬢様方の後ろへ並ぶ。
さらにエントランス?を覗くとモニターが付いていない。
いつもは…ついているのかは覚えてないですけど。
榎本はこの日帰りの電車の切符をすでに購入していたのであんまりお出迎えが遅れてもまずいなあとハラハラしながら待っているとドアマンさんがふらりと出てきてくれました。
「お帰りなさいませ、お名前をお願いいたします」
名前を告げてチェックしてもらう。
あれは…誰?;;
久々だからきっと今までお見かけした方でも分からなくなってるんだ…orz
待っていると先のお嬢様が通される。
「一組目、2人、二組目、3人、三組目5人。2、3、5です。…あってまーす、あってまーす」
と、お嬢様情報をお屋敷内へ伝達しているドアマン。
「……」
『あってまーす』が若干どころではなく可愛いんだが。
しばらく待って、ソファー席へ移動。
待っている間にメンバーズカードを出しているとドアマン再び登場。
「お嬢様方、本日はお二方ともお誕生日ということでおめでとうございます」
「あ、ありがとうございます」
「申し訳ありませんが、メンバーズカードを確認させていただいてよろしいですか?」
二人でドアマンにカードを渡す。
何かをメモメモ。
IDか何かしらね、メモってるのは。
お誕生日予約したのは初めてですが、玄関から入る前からおめでとうって言われるんだぁ。
うふ、今後が楽しみだわvv
「それではお嬢様方、お出迎えの準備が整ったようですのであちらの玄関へお進みください」
促されたのは向かって左側。
妹が玄関の前に立つ…前から黒い服がガラス越しにばっちり確認できる。
にもかかわらず、
「ねぇ、このドア開けていいの?」
いいわけねぇだろ、何のためのガラス越し執事だよ!
不意打ちしたら迫りくるドアをちゃんと避けられる執事さんばかりではないかもしれないだろ!
執事さんびっくりしちゃうじゃん!
っていうか、初回帰宅じゃないんだから…。
「おかえりなさいませ、お嬢様」
聞き覚えのある声と明るい笑顔。
お久し振りです!
嘉島さん!
「まずはクロークでお預かりするお荷物をお預かりいたします。お手荷物はフットマンが持ちますからね」
持っていた大きな紙袋やら大きなビニールの袋をパス。
フットマンさんがニコニコしながら鞄を持ってくれる。
「お召し物もお預かりいたします。お嬢様はよろしいですか?クロークに入れるものにメンバーズカードや貴重品は入っていませんでしょうか?」
大丈夫ですよー。
榎本は春物のコート着ていたんで脱いでお願いしました。
嘉島さんの『お嬢様はよろしいでしょうか?』は妹へ向けられたもの。
ジャケット着ていたのでどうしますか?ってことですね。
妹はこのままでいいと言うのでお預かり品はこの辺で。
「本日はお誕生日おめでとうございます。後ほどお席までおうかがいさせていただきますが、本日、お祝い出来ます事を心より喜ばしく思います」
いえいえ~、こちらこそありがとうございます。
お席に来て下さる事を楽しみにしてますね。
マシンガンのように話す嘉島さんはいいとして、ニコニコしたまま黙って立っているすらりと背の高いフットマンさん。
優しそうな感じです。
見た目は、声優の山寺宏一の毒気を抜いてものっすごく優しそうにした感じ、かなぁ。
「申しおくれましたが、本日お嬢様方のお世話をさせていただきます私、嘉島と申します。よろしくお願いいたします」
「お願いしますー」
「堤と申します。よろしくお願いします」
この人が堤さんか!
確かずいぶん前、まだ執事日誌に名前がない頃に紅茶を注いでもらった覚えがあります。
いやー、こんなに大きかったんですね。
ちゃんとお顔を拝見してなかったし、紅茶を注いでもらったわずかの間でも楽しそうな人だって思っていたのでよかったです!
堤さんの案内でお席へ。
テーブルは15番、一番厨房側と言うか、カップが飾られている棚に近いテーブル席です。
この席初めてかも!!
椅子を引いていただいて椅子に座りました。
荷物を足下の籠にしまいながら、堤さんが
「もしかしてお嬢様方は双子…」
「そうですよ」
「そうなんですか!!雰囲気がよく似ていらっしゃると思ってもしや、と」
いい反応だぁ!!
「ということは、本日はお二方ともお誕生日と言う事ですか?」
「そうですー」
双子で誕生日違うわけないでしょうよ~。
いちいち反応が可愛い堤さんに若干萌を感じ始める(危ない人)。
「二人で来る事は初めてではないんですが、『双子』って気付いたの堤さんが初めてですよ」
「そうなんですか?とてもよく似ていらっしゃるのに…」
ま、そっくりおんなじ服ってこともなかったし。
なのに堤さんよくわかったなぁ、榎本は化粧までして、髪形も違ってたのに。
堤さんはメンバーズカードを手にメニューを取りにいったん退場。
メニュー片手にすぐに帰ってきてくれました。
「お嬢様方は4月のご帰宅は初めてでいらっしゃいますか?」
「そうですね、初です」
「では変更点を少々多いのですがご説明いたします。まずはページをめくっていただいて4月のデザート、ヴィーナスでございます。こちらは美の女神の名前が付いております通りビタミンやミネラルが豊富な食材を使用しておりまして大変美容によいとのことです。私はこれがお勧めです。こちらはアネモネ、~~(忘れました…orz)~~、」
コロンブス、ジャンバルジャンとスムーズに説明は続きます。
「こちらはヴィクトリアと申しまして、スコーンとサンドウィッチ、もしくはキッシュと先ほどのデザートとのセットでございます。
少々量がございますので、お腹とご相談してみてください」
確かアンナマリアだか何かのキッシュが変わったような。
よく覚えてなくてすいません…。
「こちら、ヘンリー8世から9世へと変わっております。紅茶ですが、先月で終了となっていた静御前、ご好評につきもう一か月お出しすることになりました。~~こちらも大き気変わりまして~~(覚えてないです…)。本日の紅茶が仮のお勧めはダージリンだそうです」
ちなみにこの日のデザートなんですが、
ケーキ:オレンジのパウンド
シュークリーム:コーヒー
ジュレ:さくらんぼの杏仁豆腐?
って感じです。
おっそろしいくらいよく覚えている堤さん。
こいつ、にこにこ優しそうに笑っているが実はできる子だな…!?
妹と相談しつつメニューを決定。
実は榎本、4日に法事に行って食べ過ぎてから空腹と言う感覚がなくなっておりまして。
ですが、本日はキッシュを食べたい。
+
だが、デザートプレートも食べたい。
||
ヴィクトリアを食べたい。
って構図に忠実に従うつもりで胃もたれになる覚悟はとうに決まっていたのです!!
えぇ、やりたいことやるためにはその後の苦痛もいといませんとも!!
ラッパのマークにお世話になればいいんだもんねーだ。
お水を注ぎにきてくれた堤さんが双子ネタを振ってくる。
「確か東大に双子しか入れない小学校?中学校があったような…」
「あぁ、あれは東大が双子の研究をいているから、双子なら入れるチャンスがあるんですよ」
「そうなんですか。ちなみにお嬢様方は?」
「私たちですか?そりゃもうド田舎で山猿やってますよ」
「(堤さん苦笑)」
せっかくなのでまだ続ける。
「双子って面白くて、小学校のころなんてクラス入れ替わっても先生気付かないからよかったですよ。よく間違えられてたし、未だに大学で多少入れ替わっても友人以外になら大丈夫です」
「そうなんですか、それはすごいですね。私が本日気づいたのはOKだったんですか?」
「んー、今まで気づかれなかったっていうことなのでOKなんじゃないんですかね」
「それはよかったです。貴重なお話ありがとうございました」
いったん堤さん退場。
紅茶を決めて、「どうする?呼ぶ?」ってひそひそしていたら、すー…っと堤さんが現れました。
で、できる!
この人できる子だよ!
「お決まりでしょうか?」
妹からオーダー。
妹のオーダーはヴィーナス、紅茶はダージリン。
「それではお嬢様、お願いいたします」
「えーっと、ヴィクトリアで。スコーンはチョコチップで」
「プリザーブはいかがなさいますか?」
「んー…、じゃあダージリンと…」
……どうしよう。
プリザーブまで決めてなかったんだぜ!!
そこにすかさず堤さん。
「チョコチップでしたら生クリームがお勧めでございます。チョコチップにはとてもよくあいますよ」
ということなので、生クリームになりました。
キッシュセレクトで、オニオンとベーコンのアルザス風をチョイスしました。
若干嫌な予感はしつつ。
「あと、キッシュをひとつずつテイクアウトしたいんですが」
「1つずつ、ですね。かしこまりました。カップはいかがなさいますか?」
「んーと、ではせっかくなので明るいものを」
「かしこまりました」
メニューを下げて去る堤さんを見送って、妹と雑談。
どうでもいいことをつらつらと話ていると割とすぐに声をかけられました。
「失礼いたします。紅茶をお持ちいたしました」
榎本のテーブルに来るのは初な人?
榎本には見覚えのない人です。
若干麒麟の川島に似ているような…。
「こちらはダージリンです。カプは………………………」
名前が出てこない。
名前が出てこない。
ド忘れか?
あ、って感じのフットマン
「…………ノリタケよりレースウッドゴールドです。決して名前が飛んでいたわけではありません!呆けていただけです!」
いやいや、その照れ笑い、全然説得力無いですよvv
名前出てきて良かったですね~。
本気で出てこない時ってどうするんだろう。
「こちらは静御前。紅茶はウエッジウッドよりプシュケをお持ちいたしました」
!!!!!
プシュケキターーーーーーーーー!!!!
ピンポイントで頼んでないのに榎本が一番好きなカップが目の前に!!
これはこのフットマンが選んだのか?!
それとも堤さんが選んだのか?!
うわー!うわ!うわー!
嬉しい!!
カップとこのカップを選んだ人に運命を感じます!!!(おい)。
カップの中には噂どおりゴミのような桜が(苦笑)。
「こちらは桜の塩漬けでございまして、紅茶を注ぎますと面白い味になります」
おもしろいってどんな感じに面白いんだよ。
面白い味の紅茶…。
大好評につき延長なんだから、そんなにすさまじい面白さはないと思うけど、若干心配。
しっかし、プシュケが出てきたのは嬉しいけれど、これをセレクトした人はなんていうか、面白い感性ですね。
『明るいもの』って頼んだので、ばーっと派手に花が広がるような、ロイヤルアルバートのオールドカントリーローズモントローズシェイプなんかを予想していたんですが、見事に外れました。
プシュケも明るいっちゃ明るい感じのカップですもんね。
紅茶ですが、紅茶にちょっと塩っ気があるって言うのは確かに面白いです。
しかし、もともとすっきりとした紅茶のようで、ストレートで全然飲めます。
美味しいです。
ちょっとして堤さんが登場。
「お嬢様。本日お名前の登録ということですが、カードはお持ちですか?」
…忘れてた。
「あー…、カードは鞄の中にあるんですけど、まだ書いてないんです」
「お決まりですか?次回、ということもできますが」
「面倒なんで名前でいこうと思ってます」
お願いして鞄を取ってもらいました。
財布の中に入れっぱなしのカードを出すと、
「よろしければお使い下さい」
にっこりとシン(?)を出して机の上にボールペンを出してくれました。
「あ、すいません。ありがとうございます」
ありがたくお借りしてせっせと書く。
しかし!!
IDが分からない!!
どうしよう、お屋敷内では携帯使えないし、メンバーズカードは今手元にないし…。
堤さんを再び捕まえました。
「すいません、IDがわからないんですが…」
「あぁ、少々お待ち下さい」
堤さんはメンバーズカードを何処からか持ってきてくれました。
その番号を横で行ってくれたので記入が楽チン。
堤さん、GJ。
そのままボールペンと記入を終えたカードを渡しました。
「お嬢様のお名前をお伺いする日を楽しみにしております」
にっこり。
だってさ!
堤さん、この商売上手vvv
またちょっとして、さっき紅茶を持ってきてくれたフットマンさんが料理を持ってきてくれました。
「後ほど担当のものがご説明に参りますのでお食事をしながらお待ちください」
にこにこ笑いながら、身振り手振りで伝えるこの人。
面白い人臭い!!
フラグが、フラグがたったよ!!
お皿はキッシュから取っていただきました。
ナイフを入れた時の府にやりとした感覚。
まずい…、チーズ入ってる、これ…orz
食べているとすぐに堤さんがやってきてくれました。
「お待たせしました。どうぞそのままお食事を続けながらお聞きください。まずはヴィーナス。お勧めをご注文していただきありがとうございます。こちらは苺のムースで~~、こちらがルバーブのタルト。ルバーブは西洋のフキと呼ばれる植物でございまして~~、こちらの平らなものはカワという意味で~~、最後にこちらがピスタチオのアイス。一番奥にはありますがアイスと言うこともありますのでお早めにお召し上がりください」
すさまじい説明を途中まで頷きながら聞いていた妹が最後のアイスの説明で「え…?!」みたいな感じになりました。
そりゃ端のムースから食べていたからねぇ。
慌ててアイスに手をつけたら、
「ちょっと柔らかい…!!;;」
と焦っておりました。
「本日はお誕生日ということなので、プレートにメッセージが書かれております。亮お嬢様はこのあとおだしするヴィーナスに描かれますのでお楽しみに」
はーい!
心臓はちきれるくらい楽しみにしてます!!
そして、なんかさらっと名前呼ばなかったか…?!
空耳?
空耳?
「そして亮お嬢様のヴィクトリア。スコーンとキッシュ、もしくはサンドウィッチの2段となっておりまして、下にはただ今攻略中のキッシュ、今回はテリヤキチキンと菜の花のプランタン風をご用意させていただきました。菜の花はえぐみをぬいておりますのでたいへん食べやすくなっております」
攻略中という名のふさわしい通り、榎本、キッシュに大苦戦。
ちょっと持ち上げたら底が抜けたり、ナイフで半分にわったら違うところが崩れたり。
キッシュと相性が最悪のようです。
「上段にはチョコチップのスコーン。プリザーブはダージリンと生クリームをご用意させていただきました。プリザーブをお使いになるときにはこちらのスプーンをお使い下さい」
「おぉっ、親切ですね。ありがとうございます」
これでプリザーブの残りが無残ってことはなくなりそうです!
「いえいえ、とんでもございません」
にっこりわらって今度は妹の方にちょっと向きなおり、
「亮お嬢様にはこのあとデザートがございますので、お嬢様が一生懸命食べてしまわれますと亮お嬢様がお1人でぱくぱくとお食事をされることになってしまいます。そうするとちょっとさみしい感じになってしまいますので、ゆっくりとお召し上がりになる事をお勧めいたします」
にっこり。
そんなことまで言うのか、フットマン。
こやつ、やはりできる…!
っていうか、ぱくぱく…(笑)
可愛いんですけど!!!
「何か食べ方が分からないものはございますか?スコーンの食べ方はご存知ですか?」
昔橘さんに溜息つかれながら教えてもらった覚えがvv
「前に橘さんに1度教えてもらった事があるような」
「さようですか」
ここで去るかと思いきや、妹が
「さすがに上下に割っただけでプリザーブに突っ込むのはなしだったでしょ?」
「なしだったね!」
そう言っていると堤さんが苦笑しながら
「スコーンは上下に割り、それをさらに二つに割ってお召し上がりください。プリザーブに突っ込むのは少々はしたないですよ」
……ですよね~。
一応自覚はありましたが、どうしたらいいのか分からなかったその昔。
懐かしいですが、思い出すと若干恥ずかしいですね。
しかし!!
榎本、お屋敷で初めて「はしたない」とか言われた!!
こういう風にたしなめられるの初めてかも!
うれしいなぁ~。
キッシュですが、ほんの少し酸味がしますが、これはおそらくこれまた榎本の苦手なマヨネーズ。
チーズはばっちりかかってますね。
流石は旦那さま、教育熱心なんですね、榎本に厳しい。
スワロウテイルのお嬢様たるもの、好ききらいなどしてはいけませんっ、ってことですね、わかります。
でも、冷めたら食べられないと思いますが、温かいうちは美味しくいただけました!!
テリヤキ美味し。
菜の花も宣言通り全然えぐみがなくて食べやすかったですー。
ま、食べ終わった後は相変わらず無残なものですがね…。
お皿を取り替えてもらって、スコーンの攻略に取り掛かる。
チョコチップのスコーン食べるの初めてかも。
ダージリンのプリザーブは結構気に入っていて、スコーンが入るメニューの時には高頻度でお願いします。
この日もいいお味vv
生クリームですが、思っていたよりこってりしていなくて食べやすい。
っていうか、美味い。
びっくりしました。
チョコチップにもよくあっていて、ダブル生クリームのプリザーブオーダーでもいけるきがします!!
残った生クリームがもったいなくてスプーンですくって食べてしまいました。
スコーンを食べていると、両脇に長身フットマンを連れた嘉島執事が登場しました。
1人は堤さんです。
ついにお誕生日企画発動か!!
「お嬢様(榎本)、お嬢様(妹)、本日は本当にお誕生日おめでとうございます。こちらはささやかながらプレゼントでございます」
「わぁ、ありがとうございます!」
1人ずつ手渡される小さな箱。
たしか、4月の紅茶はアフロディーテ。
榎本のかなり好きな紅茶です。
「こちらはメッセージカードでございます。お嬢様の新たな1年がよりよい、素晴らしいものになるよう心よりお祈り申し上げます」
すっと息を吸う嘉島さん。
「お嬢様(榎本)、お嬢様(妹)、お誕生日おめでとうございます!!」
会釈をしながら多くの拍手をいただきました。
嘉島さん、堤さん、名前分からないけど一緒に来てくれたフットマンさん、その場にいらっしゃったお嬢様方、本当にありがとうございます!!
きっとことし1年、素晴らしいものになる気がします。
すごくうれしかったです!
妹も暇そうだし、時間も気になったので、その後は一生懸命スコーンを片づけてデザート待ち。
呼べばいいんですが、ベル鳴らすのが気が引けるのと、どうせならしても福引のような音しかしないので…;;
すると堤さんがいらしてくれました。
紅茶の継ぎ足しと、デザートプレートを持ってきてくれました。
「大変お待たせして申し訳ございません」
「いえいえ、ありがとうございます」
持ってきていただいたヴィーナスのお皿の橋には「Happy Birthday」の文字。
「先ほどのプレゼントをお渡しする時に間に合わず、申し訳ありませんでした」
「いえいえ、全然」
それを非ととらえるなら、非があるのは食べるの遅い榎本にあるんですから!!
「時に亮お嬢様、ルバーブはどんな植物でしたでしょうか?」
「うえ?!」
いっぱいしてもらった説明のあれか?!
榎本がそんなにいっぱい覚えられるわけないでしょうっ。
完全に無茶ぶりだああぁぁっ!!
無茶は振ってみたいが振られたことないのでちょっとパニックに。
「え、えーっと、アミノ酸とかタンパク質がいっぱい入ってて健康にいいやつです」
…ん?
タンパク質ってアミノ酸からできてなかったっけ?
つまり同じこと言った?
「西洋のフキですね。成分の方から覚えていただいて嬉しゅうございます」
にっこり笑ってスルーしてくれました。
こ、こういうことってあるんだ…!!
完全に油断してた!
せっかくなので話しかけてみる。
「堤さんはとても背が高いですよね。どれくらいあるんですか?」
「私は…183cmほどございます」
「高いですね~!」
「はい、しかしお屋敷にも長身なものが増えてきておりますので」
そう言えばそんな気も。
妹の説明にあったように、まずアイスから。
ピスタチオのアイスなんて初めて食べますけど、味は思いっきりピスタチオ。
硬さはしっかりしてて食べやすいし、味も濃すぎず、美味しかったです。
例のルバーブのタルトもなかなかおいしかったです。
カシスの酸味ととてもよく合いますね。
イチゴとライムのムースもさわやかな感じでとってもおいしかったです!
1か月で終わってしまうのがもったいない!
食べている途中で堤さんがお会計にやってきました。
「こちらでよろしいですか?ご確認をお願いいたします。お会計は今はお食事中ですので終わりましたらお荷物をお取りしますね」
そう言ってにっこり笑い、伝票を置いて去る堤さん。
本当にできる子…!!
ついでに笑顔が癒し系☆
榎本はちょっと感動しました。
美味しくてパクパク食べて、終了したら、ちょっとして堤さんがお荷物を取ってくれました。
お会計をして堤さんがおつりを持ってきてくれました。
「こちらはどちらのお嬢様が?」
榎本が受け取ります。
「お嬢様方、もう間もなくご出発のお時間となりますが、お手洗いなどはいかがなさいますか?」
ちょっとびっくりしました。
『もうすぐ出発だけど、トイレ大丈夫?』なんて言われたことなかったので。
堤さん、本当に気遣いの出来る、気のきく人ですね…!!
高感度かなり高いです!!
妹は大丈夫とのことなので、榎本だけ連れて行ってもらうことに。
お荷物を堤さんにお願いして席を立つ。
歩いている途中、
「亮お嬢様もとても長身でいらっしゃいますが、どれくらい身長があるんですか?」
「だいた170くらいありますよ」
「やはり長身ですね」
「遺伝ですよー。でも、これから10cmほどかかとの高いハイヒール買おうとしてるんです」
「それは素敵ですね。その時はその靴を履いてご帰宅下さい」
んもう、堤さんったら。
この商売上手vv
言われなくてもまた来るけどね☆
荷物を受け取ってお化粧室へ。
帰りにだらだら途中まで帰ってきたら、目の前を、眼鏡をかけた人が両手にアンナマリアを持ってバックで厨房へ歩いてくる。
誰かとお話しながら、っぽく。
お相手はすぐにわかりました。
料理持ってきてくれたり、紅茶持ってきてくれた人です。
「ご案内いたします。お席はどちらですか?」
「あー、えっと、そこです」
めっちゃ近い。むしろ目の前。
「あ、こちらの席は何度も給仕をさせていただいたのにっ」
ちょっと照れ笑い。
その笑顔、素敵です…!!
チャンスを逃しまくってましたが、ここでようやくお名前を伺う事ができました。
「お名前を伺ってもいいですか?」
「はい!私、世が良くなると書きまして、世良と申します!」
この人が世良さんだったんだ!!
榎本がお会いしたいと思っていた人のお1人です!!
二代目シュガーマスター!!
しかもちょっと面白い系とは!!
「あなたがいればきっと世の中なんてよくなりますよ」
「ありがとうございます。皆が笑顔であればいいと思うのですが…」
残りの紅茶を飲み、ラストの継ぎ足しにきてくれた堤さんに気なる事を聞いてみました。
「さっきから一番奥(暖炉前)で給仕されている人が小さくて気になって仕方ないんですが、どなたなんですか?」
「あぁ、彼はお屋敷の妖精です」
妖精とかvv
…ん?
妖精?
ましゃか……。
「名は遠矢と言います。夜になると背中から羽根がはえてきます。…あ、ばらしてはいけないのでした。正体がばれてしまうと妖精の国に帰らないといけなくなるのです」
遠矢さんついにキターーーーーーー!!!
気になっていた方をまた知ることができました!
確かに噂にたがわぬサイズ。
身長でかい榎本からすれば可愛い以外の何物でもない。
正体云々は妖精と言うより魔女っ子っぽい(笑)
「ははぁん、ティンカーベルみたいなもんですか」
「そんなもんです」
そんなもんって(笑)
妹とお皿にかかれた文字で遊んでいました。
「ppの縦線消してHaooyにしてみたら?」
「いやいや、ここはaを消してHooyにしよう。って、どんな発音になるんだよ」
「イタリア語では『H』は発音しないから、『オーイ』?」
「ちょww何でイタリア語?っていうか、何の掛け声だよ」
なんて遊んでいたら、堤さんがいらしゃいました。
「本日のお食事はいかがでしたか?紅茶はお口に合いましたか?」
「ムースがとっても美味しかったです。紅茶も美味しかったです」
と妹。
「亮お嬢様はお食事はいかがでしたか?」
「生クリームがとってもおいしくてびっくりしました。私、ここで生クリーム頼んだの初めてなので」
「左様でございましたか。この生クリームはお嬢様方にも大変ご好評でして」
「美味しいので残ったやつ全部スプーンですくって食べちゃいました」
「それはそれは…(苦笑)」
あ、あれ?
もしかしてはしたない…?
妹には「食い意地張ってんなぁ…」って確かに言われたけどっ…!
で、プレートで遊んでいたのを見て、
「どうぞ最後までお楽しみください。眼で楽しみ、舌で楽しむ。チョコレートも美味しゅうございますよ」
その言葉に遠慮なくがっつく妹。
で、でも食べていいなら食べたい…!
と言うわけで榎本もがっつく。
うーん、なかなか綺麗にすくいきれないなぁ、そう思っていたら、妹が
「どうだ!綺麗になったぞ!!」
見てみると、チョコレートのお祝い文字など初めからなかったような状態に。
いったいどんなフォークさばきしたらそんな様態になるんだよ。
「うーん、妹みたいには綺麗になりません」
「構いませんよ。なにやら食べる様に催促してしまったようで申し訳ありません」
「そんなことないですよ、チョコにGOサインだしてくださってありがとうございます」
堤さんはプレートを片付けに去って行きました。
しっかし、本当にタイミングいいなぁ、この人。
しばらくして嘉島さんがお迎えにやってきました。
「大変お名残り惜しゅうございますがそろそろご出発の時間でございます。本日のお食事はご満足いただけましたか?」
「はい」
「すごくおいしかったです!」
「そうですか、それはよかったですね」
嘉島さんの先導でクローク前へ。
コートを着せてもらいました。
「両手を後ろへ伸ばして下さい」
言われたとおりにペンギンポーズ。
タイミングがぴったりで、するっと着る事ができました。
「ナーーイス!でござます!!」
このタイミングで「ナァイス!」なんて言える嘉島さんがナイスですよ(笑)
コートを着せてもらっていると、クロークから大きなスワロウテイルの紺色の紙袋が出てきました。
「本日はお土産があるのですねっ」
ええそうですとも!
これでうちの両親にお屋敷のキッシュはうまいと言う事を証明するんだもんね!!
そして、さっきから気になっていたのは嘉島さんの手に握られている紙。
妹にチケットとビラを渡す。
「こちらはですね、旦那さまのご友人が日本で初めて個展を開くと言う事で。銀座でゴールデンウィーク中に行われます。絵本の挿絵などを手掛けていて大変人気のある方で、是非ご覧になるようにと大旦那さまから仰せつかっております」
ミヒャエル・ゾーヴァという名前は聞いたことないんですが、ビラに載っている絵はいくつかみたことあります。
有名みたいですね。
チケットは割引券かと思いきや、リアルに招待券!!
これにはびっくり!!
大旦那さますげぇ!!
一体どんな交流関係してるんだ!
渡されたビラ持って行くと当日券もちょっと安くなりそうなので、もしだったら他の人とも一緒に行けますね。
前売りはもっと安いし。
「さて、大旦那様からの伝言はこのくらいにして。本日は外は大変美しゅうございます。1年にこの時期だけの美しさです。ぜひこの季節、美しさをお楽しみください。お早いご帰宅をお待ちしております。行ってらっしゃいませ」
「行ってらっしゃいませ」
ドアマンさんにも「行ってらっしゃいませ」をもらい、階段を上ると青空が綺麗です。
陽がずいぶん伸びたんですね。
次に来る時はどれくらい伸びているかな?
…っていうか、そろそろ「行ってきます」っているようになりたいんだが。
其れを抜きにしても、とっても素敵で楽しい誕生日帰宅になりました。
あんなにフットマンさんとお話ししたの初めてだし、お嬢様方、お屋敷の方々からの拍手、とても嬉しかったです。
今日からの学校の活力になりました!!
実際の誕生日はもうちょっと先ですけどね。
あ、キングスキングの本、考えるのも買うのも忘れた(やっぱりか)
04.07.17:35
アイが足りない
いや、ちゃんとバイトはしましたよ。
でもそれだけなような…。
前期は授業すかすかなので有意義に使う事で挽回したいです!!
さて、今下宿に戻ってきました。
ママに送ってもらいました~。
パート休みだったしね。
農産物直売所に寄ったりサティに寄ったりして食料を調達。
これでしばらくいきられるかなーなんて思いました。
そして榎本にしては思いがけないことが起こりました。
サティにいる時母が下着が欲しいと言うので下着コーナーに行ったんです。
そうしたら定員さんがものすごい勢いで寄ってきて宣伝。
それはまぁ、仕事ですから別にいいんですよ。
商売魂すごいなというだけで。
母が話しかけられていたのに、母が「私より娘のサイズ測ってやってください」って言いました。
…へ?
完全にスルーするつもりだったのでびっくりしました。
そりゃ確かに榎本は今までだって一度も自分の胸のサイズ測ったことないからサイズ知らないけども。
今日は母の下着買うんだろう?
測られたら、なんと、思っていたより豊かでした。
2サイズアップ?
うわー…、いいんだか悪いんだか。
母も常々榎本ら姉妹の下着がサイズが合っていないと思っていたらしいのですが、ちょとびっくりしてました。
サイズのあったブラをすると、胸の高さが違う…。
これでパッドとか入れたらすごいことになりますよ、絶対。
で、ブランド物の下着を4枚も買ってもらってしまいました。
いつも母にはいろいろねだりますが、今回は全くそんな気なかったのでびっくりするやら申し訳ないやら。
だって、そのせいで母は今日自分の下着買えなかったし。
榎本は4枚も買うと思ってなかったのですが、妹のことも考えて4枚買ったんだそうな。
うー…、しばらく何かねだるの自重しよう。
これから持って帰ってきた者の整理をしないといけないのが若干鬱ですが、明日から学校だし。
多少はやらんとなぁ…。
ま、学校と言っても午後からですけど。
午前中に授業ないから。
それから、昨日買ってきた同人誌を読破して、あ、昨日帰宅したからレポをあげないと。
後は、今晩の夕飯の支度を…。
下宿に帰ってきちゃったってことは、母がしたくしてくれるってことはなくなったってことですからね。
妹は今日大学のガイダンスということで学校に行ったんですが、未だに帰ってこないし。
っていうか、実家に携帯忘れて下宿に帰らないでほしいんですが。
しかも学務から連絡あったし。
それを妹と榎本共通の友人に妹に伝えてもらうように頼んだら「面倒…」ってほざきやがるし。
ふざけんなよ、もともとあんたの問題を榎本が代わりにやってんのに。
マジギレしそうになったら母が止めてくれました。
夕飯はポトフの予定。
母とちょっと前に話したら食べたくなったので。
実家ではひそかなブームらしいです。